国家試験による求人応募での足切り
札幌には全国で圧倒的に基本情報技術者試験、応用情報技術者試験に合格者を輩出している北海道情報専門学校という専門学校があります。
このスクールは春に入学するとパソコンにはほぼ一切触れさせずひたすら秋の基本情報技術者試験を目指させます。
秋の10月に基本情報技術者試験に合格した人はすぐにその上の応用情報技術者試験を目指させます。
そのため、どうしてもプログラム作成やシステム開発手法の学習は大幅に手薄になるのが弱点となります。
なぜ、そんなに国家試験にこだわるのか?
どの会社の求人に応募できるかは国家試験を持っているかどうかに掛かっている
からです。ITゼネコンやその有力な子会社は、卒業年度の就職シーズンになると求人を全国の有力なコンピュータ専門学校に送りますが、その際募集資格を設けて来ます。
@応用情報技術者試験を取得している者
ですからこの資格を持っていない生徒はその求人に応募する事が出来ないのです。 次に
A基本情報技術者試験を取得している者
というのが応募条件となります。
ですから、この2つの試験を持っていない生徒は、これらの有力な企業以外の求人に応募する事になります。
謂わば、就職活動としては@Aの資格を持っている人が第1陣。
残った求人を資格の未取得者が競争する第2陣となります。
ゆえに、これらの専門学校を出ていなくても基本情報技術者試験や応用情報技術者試験を持っていればこれらの有力企業に募集して内定を獲得するチャンスが生まれてきます。